「お酒を飲んだ翌日、
なぜ体重が増えるのか」
アルコールとダイエットの真実
「飲み会の翌日、+2kg」その体重増加、実は水分だけじゃない。アルコールが体に与える本当の影響とは
結論から言います。
完全にやめる必要はありません。
でも、「お酒が体に何をしているか」を知らないと、どんなに頑張っても痩せません。
Tさん(49歳男性)の失敗
「毎日ジムに通って、食事も気をつけてる。なのに全然痩せない」
詳しく聞いてみると、毎晩ビール500ml×2本、焼酎ロック3杯。「でも、つまみは食べてないから大丈夫だと思ってました」
Tさん、お酒を週末だけに減らしただけで、2ヶ月で5kg減りました。運動も食事も変えてないのに。
これ、偶然じゃないんです。
アルコールは、ダイエットの最大の敵なんです。
アルコールが体内で起こす「脂肪燃焼停止」という現象
お酒を飲むと、体の中で何が起きるか。
これ、知らない人が多すぎます。
肝臓の仕事は「アルコール分解」が最優先
肝臓って、体の中の「工場」みたいなものです。
普段は、こんな仕事をしています:
- 脂肪を分解してエネルギーに変える
- 糖質を分解してエネルギーに変える
- 毒素を分解する
- タンパク質を合成する
でも、お酒が入ると、全てが止まります。
なぜなら、肝臓にとってアルコールは「毒」だから。
体は「今すぐこの毒を分解しなきゃ!」って、アルコール分解を最優先にするんです。
お酒を飲んでいる間、
脂肪燃焼は完全に停止します。
何時間も。
つまり、お酒を飲んでいる時間+分解している時間、一切脂肪が燃えないんです。
アルコール分解にかかる時間:具体的に
「じゃあ、どれくらいで分解されるの?」
これ、知っておいてください。
アルコール分解の目安時間
体重60kgの人の場合:
- ビール500ml(中ジョッキ1杯):約3〜4時間
- ビール500ml×2本:約6〜8時間
- 日本酒1合:約3時間
- 焼酎ロック1杯(60ml):約2〜3時間
- ワイングラス2杯:約4〜5時間
- ハイボール3杯:約4〜5時間
これ、見てどう思いますか?
夜8時に飲み始めて、ビール2本飲んだら、翌朝4時まで脂肪燃焼が止まってるんです。
Kさん(51歳女性)の気づき
「夜9時に飲み会、帰宅は11時。ビール2本とワイン2杯飲みました」
「ってことは…朝7時まで脂肪燃焼が止まってるってことですか?」
「はい、そういうことです」
Kさん、この話を聞いて愕然としてました。「寝てる間も脂肪燃焼ゼロ…そりゃ痩せないわ」って。
「エンプティカロリー」の嘘
「でも、アルコールってエンプティカロリーって聞いたことあります。体に蓄積されないんじゃないですか?」
これ、よくある誤解です。
確かに、アルコール自体は脂肪として蓄積されにくい。
でも、問題は「脂肪燃焼が止まる」ことなんです。
お酒を飲んでいる間、食べたものは全部脂肪になります。
- 枝豆 → 脂肪に
- 唐揚げ → 脂肪に
- ポテトフライ → 脂肪に
- 締めのラーメン → 全部脂肪に
なぜなら、肝臓が「アルコール分解で忙しい」から。
食べたものを分解する余裕がないんです。
これが「飲み会太り」の正体
飲み会で太るのは、お酒のカロリーじゃない。
お酒が脂肪燃焼を止めて、食べたものを全部脂肪に変えてしまうから。
これが真実です。
「飲み会の翌日+2kg」の内訳
「飲み会の翌日、体重が2kg増えてた。でも水分だから大丈夫ですよね?」
これも、よく聞きます。
確かに、ほとんどは水分です。でも全部じゃないんです。
飲み会翌日+2kgの内訳
- 水分:約1.5kg(塩分で体が水を溜め込む)
- 食べ物の重さ:約0.3kg(まだ消化されてない)
- 本物の脂肪:約0.2kg(これが問題)
「たった0.2kgじゃん」って思いますか?
でも、週2回飲み会があったら?
- 1週間:0.2kg × 2回 = 0.4kg
- 1ヶ月:0.4kg × 4週 = 1.6kg
- 3ヶ月:1.6kg × 3 = 4.8kg
3ヶ月で約5kg太ります。
しかも、これは「飲み会だけ」の計算。毎晩家で飲んでたら、もっとです。
Sさん(47歳男性)の記録
飲酒習慣:毎晩ビール500ml×2本、週2回飲み会
3ヶ月の変化:体重+6kg、ウエスト+8cm
「仕事のストレスでお酒が増えて。気づいたらベルトの穴が2つ増えてました」
Sさん、お酒を「週末のみ、合計3日まで」に減らしただけで、4ヶ月で7kg減。
アルコールが筋肉を分解する
ここからが、もっと怖い話です。
お酒は、筋肉を分解します。
「コルチゾール」という筋肉の敵
お酒を飲むと、体は「ストレス状態」になります。
すると、「コルチゾール」というホルモンが出ます。
このホルモン、何をするかというと:
- 筋肉を分解してエネルギーにする
- 脂肪を蓄積しやすくする
- 代謝を下げる
せっかく筋トレして つけた筋肉を、お酒が分解するんです。
お酒を飲んだ後の筋タンパク質合成は、
37%低下するという研究結果があります。
筋トレの効果が、3分の1無駄になる。
「筋トレ後のビール、最高!」
これ、最悪なんです。
筋トレで筋肉をつけようとしてるのに、ビールが筋肉を壊してる。
Nさん(50歳男性)の失敗
「週3回ジム通って、毎回しっかり追い込んでる。でも筋肉がつかない」
話を聞くと、「ジムの後のビールが楽しみで」って。
「筋トレ後2〜3時間は、お酒を我慢してください」
これを守っただけで、3ヶ月後、体が変わりました。「え、こんなに効果出るの?」って驚いてました。
テストステロンの減少
お酒は、男性ホルモン「テストステロン」も減らします。
テストステロンって:
- 筋肉をつけるホルモン
- 脂肪を燃やすホルモン
- やる気を出すホルモン
これが減ると、筋肉がつかない、脂肪が燃えない、やる気が出ない。
特に40代以降、ただでさえテストステロンが減っていく年代。
そこにお酒が加わったら、さらに減る。
だから、40代以降こそ、お酒に気をつけるべきなんです。
「じゃあ、お酒はどれくらいならOKなの?」
「全部やめろってことですか?無理です」
分かります。私も無理だと思います。
だから、現実的なラインをお伝えします。
スタジオI’sの「お酒との付き合い方」ルール
ダイエット中のお酒ルール
基本ルール:週2〜3日まで
- 飲まない日:週4〜5日(連続2日は確保)
- 飲む日:週2〜3日まで
- 1日の量:ビール500ml×1本、または焼酎ロック2杯まで
- 筋トレの日:その日は飲まない(最低でもトレーニング後3時間空ける)
これ、「完璧」じゃないけど、続けられるラインです。
完全にやめるより、このルールを守る方が、結果的に長続きします。
Mさん(52歳女性)の実践
以前:毎晩ワイン2杯(週7日)
現在:金曜・土曜のみ(週2日)
「最初は『週2日じゃ足りない』って思ってました。でも2週間で慣れた。むしろ、飲まない日の朝の目覚めが気持ちよくて」
Mさん、3ヶ月で4kg減。「お酒の量を減らしただけ。食事は普通に食べてます」
「休肝日」の本当の意味
「週2日休肝日を作ってます」
これ、逆なんです。
正しくは、「週2日飲酒日」です。
飲むのが当たり前で、たまに休む。これじゃダメ。
飲まないのが当たり前で、たまに飲む。これが理想。
毎日飲む、週2日休む
・飲酒:週5日
・休肝日:週2日
肝臓が休まる時間が少なすぎる。脂肪燃焼も筋肉合成も不十分。
基本飲まない、週2日楽しむ
・休肝日:週5日
・飲酒:週2日
肝臓がしっかり休まる。脂肪燃焼も筋肉合成も正常に。
「飲むなら、何を飲むべきか」
「どうしても飲みたい時、何を選べばマシですか?」
はい、お答えします。
「マシなお酒」ランキング
ダイエット中のお酒選び
1位:蒸留酒(糖質ゼロ)
- 焼酎(水割り、お湯割り)
- ウイスキー(ハイボール)
- ウォッカ
- ジン
2位:糖質が少ないお酒
- 辛口ワイン(赤・白)
- 糖質オフビール
避けたい:糖質が多いお酒
- ビール(普通の)
- 日本酒
- 梅酒、果実酒
- カクテル全般
- サワー(甘いもの)
でも、勘違いしないでください。
「マシ」なだけで、「いい」わけじゃないんです。
焼酎だろうがハイボールだろうが、アルコールである以上、脂肪燃焼は止まります。
「つまみ」の選び方が命
お酒より大事なのが、実はつまみなんです。
タンパク質中心のつまみ
- 枝豆
- 冷奴
- 刺身
- 焼き鳥(塩)
- 茹で卵
- チーズ
- サラダ
糖質・脂質の多いつまみ
- 唐揚げ
- ポテトフライ
- ピザ
- お好み焼き
- 締めのラーメン
- 締めのご飯もの
お酒を飲んでいる間、脂肪燃焼は止まってる。
だから、食べたものは全部脂肪になる。
これを忘れないでください。
現場での鉄則
「お酒を飲む日は、炭水化物と揚げ物を避ける」
これだけでも、飲み会太りは大幅に減ります。お酒はハイボール、つまみは枝豆と焼き鳥(塩)。これが最強の組み合わせです。
「飲み会が多い人」の生き残り戦略
「仕事で飲み会が多いんです。断れません」
これも、よく聞きます。
分かります。営業職、接待、付き合い。色々ありますよね。
だから、「飲み会があっても太らない方法」をお伝えします。
戦略1:飲み会前に「プロテイン+食物繊維」
飲み会の1時間前に:
- プロテインドリンク
- サラダ(食物繊維)
これを摂っておく。
すると、空腹で飲み会に行かなくて済む。
空腹だと、ドカ食いしちゃうんです。でも、事前に軽く食べておけば、セーブできる。
戦略2:「最初の1杯だけ付き合う」
「乾杯!」の1杯は飲む。
でも、2杯目からはウーロン茶。
「いや、それじゃ付き合い悪いって言われる」
本当ですか?
実は、誰も見てません。2杯目からウーロン茶でも、気づかれないことが多いです。
Hさん(48歳男性・営業職)
「最初の1杯はビール。2杯目からは『次はウーロン茶で』って頼んでました」
「最初は『何?飲まないの?』って言われたけど、『健康診断で引っかかって』って言ったら、みんな納得してくれました」
Hさん、週3回の飲み会があっても、6ヶ月で8kg減。
戦略3:「翌日リセット」が全て
飲み会で食べ過ぎた。飲みすぎた。
もう、終わったことは仕方ない。
大事なのは、翌日どうするかです。
飲み会翌日のリセット法
- 朝:水をたくさん飲む(500ml以上)、軽めの朝食
- 昼:タンパク質中心(唐揚げ弁当じゃなく、焼き魚定食)
- 夜:野菜たっぷりの鍋、または豆腐とサラダ
- 運動:軽い有酸素運動(30分ウォーキング)
これで、飲み会のダメージは48時間で消せます。
逆に、「どうせ太ったし、もういいや」って投げやりになると、どんどん太ります。
「毎晩飲む習慣」を変える:段階的アプローチ
「毎晩飲んでるんです。いきなり週2日なんて無理」
分かります。いきなりは無理ですよね。
だから、段階的に減らす方法をお伝えします。
ステップ1:まず「量」を半分に(2週間)
頻度は変えない。でも、量を半分にする。
- ビール500ml×2本 → ビール500ml×1本
- 焼酎ロック4杯 → 焼酎ロック2杯
- ワイン3杯 → ワイン1.5杯
「それでも物足りない」って思いますよね。
だから、代わりに炭酸水やウーロン茶を飲む。
「飲む」という行為自体が習慣になってるから、何か飲めば満足するんです。
Uさん(54歳男性)の工夫
「最初の1杯はハイボール。2杯目からは炭酸水にレモンを絞って」
「見た目は同じだし、炭酸でお腹も満たされる。2週間で慣れました」
Uさん、これで2週間続けたら、「もうこれで十分」って。
ステップ2:「休肝日」を1日作る(2週間)
量が半分に慣れたら、次は頻度。
まず、週1日だけ、飲まない日を作る。
おすすめは、月曜日。
なぜなら、週末に飲みすぎても、月曜にリセットできるから。
休肝日を作るコツ
・飲まない日は、早く寝る(暇だと飲みたくなる)
・夕食後すぐ歯磨き(口の中がスッキリすると飲む気が失せる)
・「今日飲まなかったら、明日は好きなだけ飲める」と思う
・飲まなかった朝の爽快感を味わう
ステップ3:休肝日を2日、3日と増やす(4週間)
週1日が慣れたら、週2日に。
週2日が慣れたら、週3日に。
最終的に、週5日休肝日、週2日飲酒日。
これが理想です。
最初の2週間
毎日飲む、でも量は半分
3〜4週目
週1日休肝日を作る
5〜6週目
週2日休肝日を作る
7〜8週目
週3日休肝日を作る
9週目以降
週5日休肝日、週2日飲酒日(理想形)
約2ヶ月かかります。
でも、これなら続けられます。いきなりゼロにするより、ずっと。
「お酒をやめたら、何が変わるか」
「お酒をやめる(減らす)と、実際どうなるの?」
10年近くの現場で見てきた、リアルな変化をお伝えします。
最初の1週間:離脱症状
正直、最初はきついです。
- 「飲みたい」という欲求が強い
- イライラする
- 眠れない(人による)
でも、これ、1週間で収まります。
2週間目:体が軽くなる
ここから、変化が見えてきます。
- 朝の目覚めがスッキリ
- 日中の眠気が減る
- むくみが取れる
- 顔がスッキリする
Aさん(50歳女性)の記録
1週間目:「つらい。飲みたい。でも我慢」
2週間目:「あれ、朝起きるのが楽になった」
1ヶ月目:「体重-2kg。顔のむくみが全然違う」
3ヶ月目:「体重-5kg。もう飲まなくても平気」
1ヶ月〜3ヶ月:体が変わる
- 体重が減る(平均3〜5kg)
- ウエストが細くなる
- 肌がキレイになる
- 疲れにくくなる
- 筋トレの効果が出やすくなる
しかも、食事も運動も変えてないのに。
お酒を減らしただけで、これだけ変わるんです。
スタジオI’sで「週7日→週2日」に
お酒を減らした方の、
3ヶ月後の平均体重減少
まとめ:お酒との「賢い付き合い方」
10年近く、6,000人以上を見てきて、確信していることがあります。
ダイエットを邪魔する最大の敵は、お酒です。
でも、完全にやめる必要はない。
大事なのは、「お酒が体に何をしているか」を知ること。
スタジオI’s式:お酒との付き合い方
- 週2〜3日まで(連続飲酒は避ける)
- 1日の量は、ビール500ml×1本程度まで
- 筋トレの日は飲まない(最低でも3時間空ける)
- 飲むなら蒸留酒(焼酎、ハイボール)
- つまみはタンパク質中心(枝豆、焼き鳥、刺身)
- 締めの炭水化物は絶対NG
- 飲み会翌日はしっかりリセット
これを守れば、お酒を楽しみながらでも、痩せられます。
一人で続けるのは、正直難しい
お酒を減らすって、想像以上にきついです。
周りは飲んでるし、誘惑は多いし。
だから、サポートが必要なんです。
スタジオI’sでは、「今週、何回飲みましたか?」って毎回確認します。一人じゃないから、続けられる。
トータルボディメイキングスタジオI’s(アイズ)
所在地:埼玉県越谷市せんげん台西1-5-2せんげん台KMビル502
運営歴10年、年間6,000セッション以上の現場経験
40〜50代専門のパーソナルジム
「お酒は敵じゃない。でも、付き合い方次第で結果は変わる」